2022.08.22
社会保険
社会保険を元にした生命保険加入①お葬式代等
①もしもの場合のお葬式等にかかる費用
2020年3月実施の「第四回お葬式に関する全国調査」では以下のようになっています。
お葬式費用 平均119万円 火葬場使用料 式場使用料 人権費等
飲食接待費用 平均30万円 通夜振る舞い 精進落とし 飲み物代等
返礼品費用 平均34万円 会葬者への返礼品 香典返し等
寺院費用 平均24万円 読経料 戒名料 心づけ等
これに加えて、お墓代や遺品整理等で業者さんに支払う金額も考える必要があります。
そして、社会保険からの給付は、健康保険、国民健康保険または労災保険です。
健康保険、国民健康保険から葬儀を行った人に対して、給付金が5万円程度支給されます。仕事上で亡くなった場合は、労災からそれよりもかなり高い金額が給付されます。
まず国民健康保険からは葬祭費として5万円前後、健康保険からは埋葬料(埋葬費)として5万円が葬儀を行った人に給付されます。
労災保険からは葬祭料(葬祭給付)が315,000円+給付基礎日額の60日分のいずれか高い金額を葬儀を行った人に給付されます。
この「葬儀を行った人」とは相続人や身内に限らず、実際に葬儀を行い費用を負担した人であれば大丈夫です。
労災により死亡し会社が費用を負担して社葬を行った場合は会社が葬祭料を受け取ることになります。
また、国民健康保険の被保険者に扶養されている家族が死亡した場合でも「葬祭費」が、社会保険の被保険者に扶養されている家族が死亡した場合は「家族埋葬料」が支給されます。
ということで社会保険からの給付があるとはいえ、仕事上で労災保険から給付される葬祭費以外は、支給額が少額であるため、この場合は終身保険等生命保険の加入を考えた方が良いかもしれませんね。