2023.03.22
資産運用
銀行信用不安
3月10日に米国のシリコンバレー銀行が破綻し、その前後で3S、シグネチャーバンク、シルバーゲートキャピタルと破綻が続き、さらにクレディスイス銀行までも危ないという世界情勢になっていますね。
昨年の5月にterra 、lunaという暗号資産が大暴落しました。
その結果セルシウス、スリーアローズキャピタル、ジェネシスといった暗号資産関連の投資企業の経営がおかしくなり、11月にはFTXという世界第2,3位だった取引所が倒産しました。その時からリーマンショックの再来かそれ以上ということが噂されていました。
先のシリコンバレー銀行等、そういった暗号資産関連の企業に対して融資をしていたために影響を受けたのだと思いますが、それにしても米国では銀行に対して取付騒ぎが起こっています。
米国では4000社くらいの銀行があるそうですね。
その内180社くらいの経営状態が危機的であるということで、政府はなんとかこの状態を納めようと、「大丈夫、預金は全額保護します」としていますが、、、全ての銀行ではないですね。
日本の場合、銀行のペイオフは1000万円ですが、米国は25万ドルなので、今だと3300万円強ですので、その金額までは保障されますが、それを超えている預金者は。。。ですね。
そもそも、去年からそれまで0.いくらという低金利を、インフレを抑えるために金利を4.5%まで上げていったことで、銀行がもっている債券の価値が落ちていき経営不振となっているわけです。
なので本日の米国の将来の金利を決定するFOMCが開催されますが、0.25%利上げが濃厚みたいですね。でも将来的には銀行破綻が連鎖するので、それ以上は利上げしないような。
いずれにしてもFRBはドルを刷りまくりで何とかしようとしていて、他の資産価格(ビットコイン等)はここ2週間くらいで劇上がりしてます。
今更ですが、銀行に預けておくだけってリスクですね。