2023.01.12
資産運用
年金以外の資産を取り崩して使うときの賢い考え方
前回は公的年金を増やす方法としての繰下げ受給そして、若いうちに先に公的年金を受け取る繰上げ受給のお話をしました。
年金をもらう頃には、ある程度の老後資金がたまっているかと思いますが、その資金を取り崩して使うときの賢い考え方は、
「取り崩しと同時に、何%かの利回りで運用し続ける」ということです。
具体的には、もし銀行の定期預金等にある場合は、その一部を引き出して、債券等に投資をしている投資信託等、リスクの比較的低い金融商品を検討します。
まず、いくら引き出して、どれくらいの期間を取り崩すのかを想定して、その利回りを考えてみます。
こちらのサイトを御覧ください。(こちらをクリック)
MINKABUさんのサイトで説明させていただきます。
資産運用シミュレーションというところで
下記のように、「取り崩す」が青くなっていて、
その下のタグが、「利回りを計算」になっています。
・金融資産額に2500万円と入れて
・毎月の取り崩し額を10万円と入れて
・取り崩し期間を30年と入れると
結果 利回りが2.7%と算出されます。
その3つの条件だと利回りが2.7%の金融商品を選択する必要があるということがわかります。
次は、タグを「必要金額を計算」にします。
毎月10万円は取り崩して年金に上乗せして使いたく、その期間は65歳から90歳まで、つまり25年間、そして利回り2%の金融商品で投資するという条件にすると
それまでに、資金を2,364万円をためておかないといけないとなります。
他にも、タグを「毎月取崩額を計算」にすることによって、それまで貯めた金融資産額、今後の取り崩し期間、商品の想定利回りを入れることで、「毎月取り崩し可能な金額」を算出したり、タグを「取崩期間を計算」にし、金融資産額、今後の取り崩し額、想定利回りを入れ、「取り崩しを続けられる期間」を算出することができます。
ここまでは、取り崩しシミュレーションでしたが、他に積立シミュレーションも可能です。
色々と試してみてください。