2022.09.11
資産運用
資産運用の基本(時間分散)
少子高齢化により年金が減少せざるを得ない状況でいわゆる自分年金というものを考えないといけない時代です。
iDeCoや積立NISAなど国をあげて資産運用をすすめていたり個人でもネット証券会社で株や投資信託に投資をすることが盛んになっています。
保険においてもドルやユーロなどの外貨建保険、投資信託を利用した変額保険等があり、これらで資産運用の一部としている方も多くいらっしゃいます。
今回は、資産運用の商品、内容ではなく、その「方法」について考えていきたいと思います。
その方法は「時間分散」「資産分散」「地域分散」と主に3つあります。
ここでは時間分散をお伝えします。
時間分散は、その投資商品をある時期に1度だけ購入するのではなく(一時払ではなく)、毎月、毎日などある一定の期間をあけて継続的に購入する方法です。
例えば米ドルを考えると2,021年10月1日の終値は1ドル114円、11月1日113.1円、12月115円、2022年1月115.1円、2月115円、3月121.7円、4月129.8円、5月128.7円、6月135.7円、7月113.2円、8月139円9月142.5円とどんどん円安になってきています。
この場合2021年10月1日にドル建の一時払の商品を例えば1000ドル購入しておいたとすると、2022年9月1日に円に戻せば142500円となり(スプレッド、手数料は考慮してません)約1年で3万円弱増えたことになります。
しかし、これから先、そして短期間ではなくて長期に渡って運用を続けていく場合はどうでしょうか?
綺麗な「右肩上がり」で円安になっていくとは限りません。実際長期であれば円安になったり円高になったりします。
そのような場合は一括払いではなく毎月毎月掛金を払い商品を購入していく分散投資の方がメリットがあります。
これは「ドルコスト平均法」という方法で、その商品の単価が変動するものは毎月決まった通貨額で支払う方が長期では運用の成果が良いことが証明されているようです。
ただし、気を付けなければいけない点があります。
それは、毎月の掛け金はご自身の財布のお金(預貯金のお金)で毎月「一定」額を支払うことです。
例えば外貨建ての商品であれば、毎月掛金を1万円などとすることです。毎月100ドルで支払うということではありません。
お客様も毎月少しづつ購入することだけで「ドルコスト平均法」で購入していると勘違いされている方がいらっしゃいます。
弊社でもドルコストを使えるものと使えない商品があります。気になったらお気軽にご相談ください。すでに加入済みの方でも問題ありませんので。
ご相談はこちらをクリックしてください ⇒ https://candf.co.jp/contact